栗駒山概要
花の百名山、日本屈指の山岳紅葉、高山植物の宝庫、山毛欅の原生林と魅力的な温泉、登山初心者から上級者まで楽しめる東北の中央に位置する名峰
栗駒国定公園の主峰である栗駒山(くりこまやま、標高1,626m)は東北地方の中央に位置し、秋田・岩手・宮城の三県にまたがる複式成層型の二重火山です。秋田県側では大日岳、岩手県側では須川岳と呼ばれますが、宮城県側の栗駒山という名称で親しまれています。 栗駒山を全国的に有名ならしめているのは、その紅葉の美しさです。山岳紅葉では穂高連峰の涸沢に勝るとも劣らぬ日本屈指の絶景を誇り、見頃となる10月上旬頃には全国から観光客が押し寄せます。また、花の百名山として登山家や写真家に知名度が高く、東北地方では早池峰や秋田駒ケ岳と並ぶ高山植物の宝庫です。萱草(日光黄菅)などが咲き誇り小さな尾瀬ケ原とも呼ばれる世界谷地をはじめ、名残ヶ原や龍泉ヶ原、山頂付近の高層湿原は、多様な高山植物が咲き誇る雲上の楽園です。山腹には世界遺産の白神山地に匹敵する山毛欅の巨木(原生林)が広がり、湿原、峡谷、湖沼など変化に富んだ自然に恵まれ、多様な動植物が息づいています。 春の新緑から夏の高山植物、秋の紅葉、冬のsnow activitiesと四季を通じて楽しむことができ、山麓に湧き出る多くの名湯や秘湯は多くの方から愛されています。登山初心者から上級者まで楽しめる魅力的な登山道が10以上もある懐の広い山で、鳥海山や月山、焼石連峰、蔵王連峰など奥羽山脈の展望台としても有名な東北の名峰です。 「日本百名山」を著した深田久弥は、その後書きの中で、「東北では秋田駒ヶ岳と栗駒山を百名山にいれるべきであったかもしれない」と述懐している隠れた名山です。

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