登山道上部の紅葉が佳境に入り、台風一過で青空が広がった10月3日(日)、栗駒山の2大登山口は大混雑しました。道路は酷い渋滞が発生し、登山道も混み合いました。
とりわけ、中央登山道と東栗駒登山道の登山口「いわかがみ平駐車場」は迷惑駐車であふれ、「いわかがみ平」に至る宮城県道42号(築館栗駒公園線)は10km以上もの栗駒山史上最悪の渋滞が発生し、バスが登山口までたどり着けず、沿線の住民も迷惑しました。この原因は、前泊した方(前日の21時頃に満車)が一般車駐車禁止となっているバス駐車場や乗降場等に迷惑駐車してしまったことによるものです。
渋滞対策のために導入されているシャトルバスの運行に支障をきたし、シャトルバスが「いわかがみ平駐車場」まで進めず動けなくなり、時間帯により臨時駐車場から登山口まで約3.5kmの道路を歩くことになった方もいらっしゃいました。身勝手な心無い少数の登山者のため、数千人のバス利用者が迷惑しました。
車中泊の客押し寄せる 栗駒山、禁止区域や路肩にも駐車
河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS
須川登山道の登山口「須川高原温泉」も大混雑し、7:30頃には駐車場が満車となり、路上駐車と大渋滞が発生しました。
登山道においては、休憩や食事のため植生保護の立入禁止区域に入り込み、植生を荒らした登山者が大勢いたようです。
神の絨毯が見ごろを迎え、NHKと新聞が栗駒山の紅葉を取り上げたものの、しばらく好天に恵まれず、この日は報道後に久しぶりの好天だったので、人出が激増したものと思います。
今後、栗駒山の人気はさらに高まり、人出がますます増えると思います。
全国からたくさんの方が来てくださるのは嬉しいですが、登山愛好者にあるまじき振る舞いが目につくと、入山規制など抜本的な対策が行われ、栗駒山を愛する多くの方が不利益を被ってしまいます。
良識ある行動をお願いします。
10月4日(月)は10月3日(日)よりも好天が予想されますので、平日ですが混雑が見込まれます。
また、今週末も大混雑が予想されますので、入山者は迷惑駐車や路上駐車などをしないことはもちろんのこと、公共交通機関を利用する、乗り合わせで来るなど、皆さんが快適に登山できるように考えて行動してください。
須川高原は10月に入ると観光客が押し寄せ渋滞が酷くなります。シャトルバスなどの対策が取れないため、駐車場が空かない限り後続の車が進めず、須川高原の通過に数時間を要することがあります。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。