Overtourismによる影響

三連休で唯一好天に恵まれた10月8日は、山頂から標高1,400m付近まで紅葉の見頃を迎え、大勢の登山者で賑わいました。
10日以降の平日も登山者で混雑しています。

登山道
主要な3つの登山道、中央、東栗駒、須川(産沼)はたいへん混雑し、追い抜きも難しい状態でした。
多くの登山者が入山したため、登山道の荒廃が目立っています。
特に、東栗駒、天馬尾根(秣岳)登山道の荒れ具合が酷い状況です。
中央・東栗駒分岐から山頂まで、まるで富士山のような渋滞が発生し、通過に時間を要しました。
山頂の標柱前での撮影の待ち時間も長時間になりました。

駐車場
中央登山道と東栗駒登山道の登山口「いわかがみ平」へのシャトルバスが発着する「いこいの村栗駒跡地駐車場」は、7時過ぎに満車となり、「表掛け駐車場」、「旧オートキャンプ場臨時駐車場」も順次満車。9時には「ハイルザーム栗駒駐車場」も満車となり、「山脈ハウス駐車場は」も8割が埋まりました。
須川(産沼)登山道の登山口「須川高原温泉駐車場」は、10月7日21時に駐車場の通常区画が満車となり、翌5時30分には完全に満車となり、路上駐車が発生しました。

シャトルバス
「いわかがみ平」へのシャトルバス待ち時間は、登りは最大で30分、下りは30分~1時間くらいでした。

道路
県道栗駒公園線は9時~11時頃にかけて、30分から1時間ほど渋滞が発生しました。
須川高原温泉も混雑しました。

お手洗い
「いこいの村栗駒跡地駐車場」は10分~15分でした。
「いわかがみ平」のお手洗いは処理能力を超え、詰まって使えなくなりました。使用人数が多いと水が不足して流せないため、休日に限らず紅葉時期は使えない前提で、携帯トイレなどの準備が必要です。ただし、主要な登山道は登山者が多すぎて、人に見られず用を足すことは難しいでしょう。5〜6時間もお手洗いを我慢できる人が安心して登山できます。

当websiteへの訪問者が三連休前よりも増加しています。
今週末10月14日は、好天に恵まれて大混雑した三連休中日の10月8日より、さらに混雑する可能性があります。
自動車の乗り合わせや、公共交通機関の利用、そして平日のお越しをお勧めします。

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