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【起点】 須川高原温泉(岩手県一関市厳美町祭畤山国有林内46林班ト)
【距離】 約3.7km
【登山口標高】 1,126m
【標高差】 528m
【累積標高差】 約530m
【難易度】 体力 ★☆☆☆☆  技術 ★☆☆☆☆  危険 ★☆☆☆☆
【その他の情報】 水場 なし  鎖場 なし
【携帯電話】 Docomo 一部のみ  au 一部のみ  Softbank 一部のみ

【登山道概要】
栗原市(太平洋)側の中央登山道と人気を二分する登山道です。登山道はよく整備され、道標も完備されており、迷うような場所が少ないため、登山初心者や小学生、行楽客にもよく利用されています。名残ヶ原までは遊歩道で観光地化しています。
登山口には湯量豊富で乳白色の硫黄泉が人気の須川高原温泉があります。さまざまな高山植物に出会える名残ヶ原湿原、火山活動が作り上げた特異な地形、噴火口跡の昭和湖、西に鳥海山と北に焼石連峰などを望む展望の良い稜線歩きと、景色がいくつも変化して飽きさせません。日本一とも言われる山岳紅葉は、南斜面(太平洋側)の赤い紅葉と少し趣が異なり、北斜面(日本海側)は黄色が主の黄葉です。紅葉最盛期は大混雑するため、下山には自然観察路もおすすめです。
なお、危険箇所として、地獄谷と昭和湖、剣岳周辺は硫化水素が発生しているので、立ち入り禁止場所には決して入らないこと。風のない時は長居しない方が賢明です。また、単独峰のため、稜線に出ると強風が吹き荒れることがあります。天狗岩から栗駒山頂までの南斜面(太平洋側)は 切れ落ちているので、視界不良時や強風時には注意が必要です。

【標準所要時間】 登り90分 下り70分
登り(下り)
1.須川高原温泉 ~20分(20分)~ 2.苔花台(自然観察路分岐) ~30分(20分)~ 3.昭和湖 ~ 40分(30分)~ 4.天狗平(須川分岐) ~ 20分(15分)~ 5.栗駒山山頂
※ 一般的な登山者の歩行時間が基準で、人により大きな差があります。休憩時間は含みません。
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登山口 須川高原温泉
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岩手と秋田県境にある須川高原温泉
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須川高原温泉の広い駐車場。紅葉最盛期は早朝に満車、道路は大渋滞に
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須川高原温泉と背後に栗駒山
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須川高原温泉正面玄関。左側に登山者名簿があります
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入山する際は、必ず名簿に必要事項を書き込みましょう
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有名な大露天風呂(大日湯)入り口と巨大な大日岩
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足湯を楽しむ観光客で賑わいます
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建物の脇を通る登山道。大量の湯が流れています
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温泉周辺は遊歩道として観光客向けに整備されています
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温泉の湧出量は日本第2位の毎分6,000lit。白濁した硫黄泉です
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少し登って小高い岩に上がると、全景が見渡せます
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温泉の西端にある秋田県側登山道入り口。夏

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1.須川高原温泉 ~20分(20分)~ 苔花台(自然観察路分岐)
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登山道の始まりは歩きやすい舗装路
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木造の小屋は須川名物おいらん風呂(蒸風呂)
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潅木帯の中に点在する大きな岩に登ると、須川高原を見渡せます
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名残ヶ原周遊のため観光用も含め3本の登山道があります
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残雪期は山頂に向かって左側の登山道が無難です
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しだいに景色が開け名残ヶ原の展望台に。ゆげ山と剣岳が見えてきます
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名残ヶ原の展望台で迎える朝日。ここは地面から蒸気が噴出しています
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名残ヶ原の夏。春から秋にかけてさまざまな高山植物を楽しめます
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黄葉最盛期の名残ヶ原。たくさんの観光客と登山客で混雑します
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名残ヶ原の展望台から振り返ると西に鳥海山が
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名残ヶ原の展望台から振り返ると北に焼石連峰が
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少し下り、沢を渡ると名残ヶ原の入り口へ
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残雪期の名残ヶ原
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朝日に輝く湿原一面に咲く金光花(きんこうか)
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夏の名残ヶ原。須川側から望む栗駒山はなだらかです
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黄葉最盛期の名残ヶ原。たくさんの観光客と登山客で渋滞も
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名残ヶ原の終端。登山道を紹介する標識と腰掛けがあります
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名残ヶ原までは遊歩道ですが、登山道らしくなります
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夏の名残ヶ原に咲く植物
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夏の名残ヶ原に咲く植物

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2.苔花台(自然観察路分岐) ~30分(20分)~ 昭和湖
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名残ヶ原から5分程度で苔花台(自然観察路分岐)に
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潅木に覆われた道。少しずつ高度を上げていきます
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残雪期、名残ヶ原と苔花台(自然観察路分岐)を振り返る
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紅葉最盛期は大混雑して渋滞が発生します
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登山道は歩きやすく、移り変わる景色を楽しみながら歩けます
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残雪期、山開き直後は雪が残る場合が多いです
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ゼッタ沢の渡渉地点、雪渓を踏み抜かないように注意
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ゼッタ沢の渡渉地点。橋は撤去されました。上流から下流を
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地獄谷、硫化水素の強烈な臭気が漂い、立ち入り規制されています
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硫化水素の強烈な臭気が漂っています。すみやかに通り抜けましょう
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残雪期は沢が雪に覆われているため、硫化水素に要注意です
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噴気付近には植物がまったく生えず荒涼とした景色が
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地獄谷を振り返えると、焼石連峰が美しい
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残雪期の昭和湖手前。谷が終わると木道に

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3.昭和湖 ~ 40分(30分)~ 天狗平(須川分岐)
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登山口から約50分で昭和湖に。昭和19年の噴火で出来た火口です
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季節や角度により色が微妙に変化し、地震などで白く変色することも
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昭和湖の右手には便所が設置され、腰掛があります
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積雪の多い年は4月中旬まで湖面が見えないことも
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山頂へは湖に向かって左手の斜面を登ります
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昭和湖から本格的な山道になり、行楽客が姿を消します
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見通しの悪い低木帯を縫う道。降雨後は水があふれ泥濘に
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高度を上げると山頂側の視界が開け、栗駒山頂が再び姿を
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登山道は沢の右手に。高度を上げると、視界が開けます
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残雪期の登山道。沢の上を直登できます
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黄葉時は栗駒山の北側斜面も美しく色づきます
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稜線に近づき振り返ると、雄大な焼石連峰が
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紅葉最盛期は渋滞するので譲り合いましょう
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稜線が見えるとまもなく天狗平に到着です

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4.天狗平(須川分岐) ~ 20分(15分)~ 栗駒山山頂
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天狗平(須川分岐) 。5つの登山道が分岐する場所です
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砂礫の広場は山頂までの最後の休憩場所として使われます
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天狗平(須川分岐)から東(山頂)方向
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天狗平(須川分岐)から西(天馬尾根=秣岳)方向
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天狗平(須川分岐)から南(表掛、大地森、湯浜)方向
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天狗平(須川分岐)から北(須川)方向
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標識、視界不良時でも、登山道が分かります
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登山道はよく整備されています
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登山道の目印となる二つの大きな岩、天狗岩
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南側の御室方面。天狗岩を過ぎると視界が開けます
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振り返ると、鳥海山、月山、朝日連峰が遠望できます
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山頂まであとわずか。登山道はよく整備されています
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北西側には、天馬尾根、秣岳、龍泉ヶ原、彼方に鳥海山
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北側には、昭和湖、須川高原温泉、名残ヶ原、焼石連峰
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南西側は奥羽山脈の山々が重畳と
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登山道を振り返ると紅葉の絨毯が
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東方向。紅葉最盛期の山頂へ続く稜線
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西方向。天馬尾根の稜線と秣岳、龍泉ヶ原、彼方に鳥海山
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南方向。南斜面の尾根は真っ赤に色づきます
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北方向。北斜面も赤く染まります。焼石連峰へ続く峰々
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山頂、夏山
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山頂手前から右手(南側)が崖で、この稜線は風が強いので注意
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転落防止用に綱が張ってありますが、視界不良時は要注意
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稜線を振り返ったところ
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夏の終わりごろ、山頂付近の登山道脇はお花畑に
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高嶺桜(タカネザクラ、別名=ミネザクラ、バラ科)が疲れを癒します

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5.栗駒山山頂
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数百人も立つことができる広い山頂。立派な標柱があります
数百人も立つことができる広い山頂。立派な標柱があります
標柱より少し北にある一等三角点
標柱より少し北にある一等三角点
東(岩手県一関市、宮城県栗原市)の方角。北上山地を遠望できます
東(岩手県一関市、宮城県栗原市)の方角。北上山地を遠望できます
西(秋田県、山形県)の方角。鳥海山、月山、朝日連峰、神室岳が見渡せます
西(秋田県、山形県)の方角。鳥海山、月山、朝日連峰、神室岳が見渡せます
南(宮城県栗原市)の方角。大崎平野、仙台平野まで見渡せます
南(宮城県栗原市)の方角。大崎平野、仙台平野まで見渡せます
北(岩手県一関市)の方角。焼石連峰、早池峰山、岩手山が見渡せます
北(岩手県一関市)の方角。焼石連峰、早池峰山、岩手山が見渡せます
紅葉最盛期などは撮影待ちで大混雑します
紅葉最盛期などは撮影待ちで大混雑します
山開き直前。山頂は風当たりが強いため、雪は早く消えます
山開き直前。山頂は風当たりが強いため、雪は早く消えます