higashi_GR015746

【起点】 いわかがみ平(宮城県栗原市栗駒沼倉)
【距離】 約3.7km
【登山口標高】 1,113m
【標高差】 513m
【累積標高差】 539m
【難易度】 体力 ★☆☆☆☆  技術 ★☆☆☆☆  危険 ★☆☆☆☆
【その他の情報】 水場 なし  鎖場 あり(綱)
【携帯電話】 Docomo 概ね良好  au 一部のみ  Softbank 一部のみ
【交通情報】 紅葉最盛期のみ登山バスが運行。道路は通行規制が実施され、代替輸送が行われます。

【登山道概要】
中央登山道と同じく「いわかがみ平」を起点とし、人気の高い登山道。
前半は水で掘られた大きな岩や段差がある視界の良くない低木帯から始まりますが、新湯沢の美しい沢を遡行し、東栗駒山の稜線に出ると視界が開けます。後半は1,626mの低山とは思えない雄大な栗駒山の山容を眺めながら気持ちよい稜線歩きを楽しめ、山頂直下で中央登山道と合流します。5月頃には栗駒山で唯一、東栗駒山の稜線上で深山金梅が見られます。短距離ながら高山の雰囲気を味わえ、登山の魅力が凝縮された初心者にもおすすめの登山道です。
山開き頃と降雨後の登山道(前半)は泥濘となりますので、晴天が数日続いた後の登山がおすすめ。登りは東栗駒登山道、下りは中央登山道の組み合わせが人気です。下りの利用は事故が多いためおすすめしません。東栗駒山の稜線は風が強く、強風を遮るものがないため、体温低下に注意が必要です。

【標準所要時間】 登り120分 下り90分
登り(下り)
1.いわかがみ平 ~40分(30分)~ 2.新湯沢徒渉点 ~20分(15分)~ 3.東栗駒山 ~30分(25分)~ 4.東栗駒・裏掛分岐
~20分(13分)~ 5.中央・東栗駒分岐 ~ 10分(7分)~ 6.栗駒山山頂

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登山口 いわかがみ平
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いわかがみ平駐車場 標高1,113m
いわかがみ平駐車場 標高1,113m
毎年、春の大型連休前後に道路が開通します
毎年、春の大型連休前後に道路が開通します
駐車場は3箇所あります。写真は第1駐車場
駐車場は3箇所あります。写真は第1駐車場
栗原市をはじめ宮城県北地域が見渡せる展望台です
栗原市をはじめ宮城県北地域が見渡せる展望台です
手前が避難小屋、奥が洗面所です
手前が避難小屋、奥が洗面所です
中央登山口に続く坂の途中に東栗駒登山口があります
中央登山口に続く坂の途中に東栗駒登山口があります
東栗駒登山道入口。舗装されておらず、降雨時は沢になります
東栗駒登山道入口。舗装されておらず、降雨時は沢になります
駐車場は山開きや紅葉最盛期には早朝に満車になることも
駐車場は山開きや紅葉最盛期には早朝に満車になることも
栗駒レストハウスでは食事と休憩可。売店もありますが営業時間は短め
栗駒レストハウスでは食事と休憩可。売店もありますが営業時間は短め
登山届はレストハウス前で提出します
登山届はレストハウス前で提出します

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1.いわかがみ平 ~登山40分(下山30分)~ 2.新湯沢徒渉点
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higashi101_GR015814
雨が集まり沢のようになります。防水登山靴とGaiterが必需品
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降雨後の数日以内は泥濘となるため歩行が困難。手袋があると便利
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手を使わないと登ることが出来ないような岩場や梯子も
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登山道前半は展望が少なく、東栗駒山頂もあまり見えません
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紅葉最盛期の登山道
後ろを振り返ると、奥羽山脈がきれいです
後ろを振り返ると、奥羽山脈がきれいです
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岩鏡(イワカガミ、イワウメ科)
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田虫葉(タムシバ、モクレン科)

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2.新湯沢徒渉点 ~20分(15分)~ 3.東栗駒山
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登山口から約40分でせせらぎが聞こえ始めると、間もなく新湯沢へ至ります
登山口から約40分でせせらぎが聞こえ始めると、間もなく新湯沢へ至ります
登山道と新湯沢の分岐(下流側)。進入禁止を示す綱が張られています
登山道と新湯沢の分岐(下流側)。進入禁止を示す綱が張られています
矢印に従い、途中から上流に向かって左側を歩きます
矢印に従い、途中から上流に向かって左側を歩きます
約100m遡行すると、右手に新湯沢と登山道の分岐があります。直進不可
約100m遡行すると、右手に新湯沢と登山道の分岐があります。直進不可
higashi205_GR015792
新湯沢では雪渓が遅い時期まで残ります。踏み抜かないように注意
higashi206_GR015788
登山道と新湯沢の分岐地点。雪渓の下は水が勢いよく流れています
新湯沢から急登を少し登ると視界が開け、山頂が見えてきます
新湯沢から急登を少し登ると視界が開け、山頂が見えてきます
草刈りが行き届き、薮で歩きにくい場所はありません。滑りやすいので注意
草刈りが行き届き、薮で歩きにくい場所はありません。滑りやすいので注意
間も無く平場に出て、一気に視界が開けます
間も無く平場に出て、一気に視界が開けます
稜線歩きが始めるあたりに岩高登山部の鐘があります。ここから強風地帯
稜線歩きが始めるあたりに若高登山部の鐘があります。ここから強風地帯
展望の良い稜線歩きが始まります。高く見えるのは東栗駒山でなく偽のpeak
展望の良い稜線歩きが始まります。高く見えるのは東栗駒山でなく偽のpeak
大きな岩を目標に、気持ちの良い稜線歩きを楽しめます
大きな岩を目標に、気持ちの良い稜線歩きを楽しめます
東栗駒山の稜線はなだらかで歩きやすいですが、いつも強風が吹いています
東栗駒山の稜線はなだらかで歩きやすいですが、いつも強風が吹いています
後ろを振り返ると、奥羽山脈の山々が重畳とする雄大な景色が
後ろを振り返ると、奥羽山脈の山々が重畳とする雄大な景色が

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3.東栗駒山 ~30分(25分)~ 4.東栗駒・裏掛分岐
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higashi300_GR015774
栗駒山で深山金梅が見られるのは東栗駒山だけ。5月頃に開花します
新湯沢から約20分で東栗駒山山頂にいたります
新湯沢から約20分で東栗駒山山頂にいたります
東栗駒山稜線から見る山頂は、登山道の中でもっとも雄大な風景です
東栗駒山稜線から見る山頂は、登山道の中でもっとも雄大な風景です
東栗駒山山頂から東側の山肌。新緑と紅葉最盛期が美しい
東栗駒山山頂から東側の山肌。新緑と紅葉最盛期が美しい
東栗駒山山頂から中央登山道と鬼首、神室連峰、月山、朝日連峰を望む
東栗駒山山頂から中央登山道と鬼首、神室連峰、月山、朝日連峰を望む
なだらかで幅広い安全な稜線歩きが楽しめます。強風時は吹き曝しなので注意
なだらかで幅広い安全な稜線歩きが楽しめます。強風時は吹き曝しなので注意
なだらかで幅広い安全な稜線歩きが楽しめます。強風時は吹き曝しなので注意
なだらかで幅広い安全な稜線歩きが楽しめます。強風時は吹き曝しなので注意
稜線上、いくつかの大きな岩場が小さな峰を形成しています
稜線上、いくつかの大きな岩場が小さな峰を形成しています
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新湯沢源頭部近くからの山頂の眺めも格別。初夏
新湯沢源頭部近くからの山頂の眺めも格別です
新湯沢源頭部近くからの山頂の眺めも格別。秋
登山道を振り返ると東栗駒山稜線の紅葉が美しい
登山道を振り返ると東栗駒山稜線の紅葉が美しい
栗駒山と北上山地の展望を楽しみながら少しずつ高度を上げます
栗駒山と北上山地の展望を楽しみながら少しずつ高度を上げます
高嶺桜と紫八汐躑躅が咲き誇ります
高嶺桜と紫八汐躑躅が咲き誇ります
残雪期、登山道は水たまりとなるため、防水登山靴とGaiterが必需品
残雪期、登山道は水たまりとなるため、防水登山靴とGaiterが必需品
積雪の多い年は、6月頃まで雪渓が残ります
積雪の多い年は、6月頃まで雪渓が残ります
高嶺桜(タカネザクラ、別名=ミネザクラ、バラ科)
高嶺桜(タカネザクラ、別名=ミネザクラ、バラ科)
紫八汐躑躅(ムラサキヤシオツツジ、ツツジ科)
紫八汐躑躅(ムラサキヤシオツツジ、ツツジ科)
higashi353_GR015776
深山金梅(ミヤマキンバイ、バラ科)

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4.東栗駒・裏掛分岐 ~20分(13分)~ 5.中央・東栗駒分岐
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東栗駒山から約30分で東栗駒と裏掛登山道の分岐に至ります
東栗駒山から約30分で東栗駒と裏掛登山道の分岐に至ります
分岐点からしばらくはなだらかな斜面を歩きます
分岐点からしばらくはなだらかな斜面を歩きます
積雪の多い年は、6月頃まで雪渓が残ります
積雪の多い年は、6月頃まで雪渓が残ります
新湯沢源頭部の雪渓。新湯沢は5月までskiなどを楽しむ人がいます
新湯沢源頭部の雪渓。新湯沢は5月までskiなどを楽しむ人がいます
新湯沢源頭部、涸れた沢を横断します
新湯沢源頭部、涸れた沢を横断します
この沢は強風時や雷発生時には身を隠すことができます
この沢は強風時や雷発生時には身を隠すことができます
中央と東栗駒登山道分岐まで勾配のきつい坂が続きます
中央と東栗駒登山道分岐まで勾配のきつい坂が続きます
新湯沢源頭部に広がる草原。草紅葉が美しい
新湯沢源頭部に広がる草原。草紅葉が美しい
東栗駒山の稜線と草原を眺めて一休み
東栗駒山の稜線と草原を眺めて一休み
高度を上げると、厳美や平泉方面の展望がひらけます
高度を上げると、厳美や平泉方面の展望がひらけます

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5.中央・東栗駒分岐 ~ 10分(7分)~ 6.栗駒山山頂
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中央・東栗駒分岐。ここまで来れば山頂まであとわずか
中央・東栗駒分岐。ここまで来れば山頂まであとわずか
上から見た中央・東栗駒分岐。視界不良時でも迷うことはありません
上から見た中央・東栗駒分岐。視界不良時でも迷うことはありません
山頂直下に至ると、焼石連峰や早池峰など岩手の山々の展望がひらけます
山頂直下に至ると、焼石連峰や早池峰など岩手の山々の展望がひらけます
積雪の多い年は山頂直下で6月下旬頃まで雪が残ります。滑落注意
積雪の多い年は山頂直下で6月下旬頃まで雪が残ります。滑落注意
新湯沢源頭上部に広がる草原、紅葉時期は草紅葉が美しい
新湯沢源頭上部に広がる草原、紅葉時期は草紅葉が美しい
高山植物を守るため、登山道以外に足を踏み入れないように
高山植物を守るため、登山道以外に足を踏み入れないように
山頂直下は道が狭く急なため、混雑時は道を譲り合いましょう
山頂直下は道が狭く急なため、混雑時は道を譲り合いましょう
山頂直下の少し急な坂を登り終えると、広い山頂に到着です
山頂直下の少し急な坂を登り終えると、広い山頂に到着です
岩銀杏(イワイチョウ、ミツガシワ科)
岩銀杏(イワイチョウ、ミツガシワ科)
白山千鳥(ハクサンチドリ、ラン科)
白山千鳥(ハクサンチドリ、ラン科)

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6.栗駒山山頂
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数百人も立つことができる広い山頂。立派な標柱があります
数百人も立つことができる広い山頂。立派な標柱があります
標柱より少し北にある一等三角点
標柱より少し北にある一等三角点
東(岩手県一関市、宮城県栗原市)の方角。北上山地を遠望できます
東(岩手県一関市、宮城県栗原市)の方角。北上山地を遠望できます
西(秋田県、山形県)の方角。鳥海山、月山、朝日連峰、神室岳が見渡せます
西(秋田県、山形県)の方角。鳥海山、月山、朝日連峰、神室岳が見渡せます
南(宮城県栗原市)の方角。大崎平野、仙台平野まで見渡せます
南(宮城県栗原市)の方角。大崎平野、仙台平野まで見渡せます
北(岩手県一関市)の方角。焼石連峰、早池峰山、岩手山が見渡せます
北(岩手県一関市)の方角。焼石連峰、早池峰山、岩手山が見渡せます
紅葉最盛期などは撮影待ちで大混雑します
紅葉最盛期などは撮影待ちで大混雑します
山開き直前。山頂は風当たりが強いため、雪は早く消えます
山開き直前。山頂は風当たりが強いため、雪は早く消えます