紅葉の見頃は?

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10月18日 更新
標高約1,100mの主要な登山口(いわかがみ平・須川高原温泉)付近は17日に見頃を迎え、標高1,100mから1,000m付近まで見頃を迎えています。
これから、広大な山毛欅(ぶな)の森を縫って歩く、大地森登山道と湯浜登山道が色づき、本格的に見頃を迎えます。
好天に恵まれたこの日も、いわかがみ平駐車場は早朝から満車となり、栗原市がシャトルバスを運行しました。

10月14日 更新
標高1,300mから1,200m付近まで見頃を迎えています。
紅葉が全国的に有名になった栗駒山は、入山者が多すぎて登山道への負荷が自然の回復力を越え、東栗駒・須川(産沼)・天馬尾根(秣岳)登山道の荒廃が目立っています。
そこで、整備が行届き、登山道への負荷が少ない中央登山道の利用をお勧めします。
それ以外の登山道を利用する場合、雨後の登山道が柔らかい時は入山しない、泥濘であっても登山道の真ん中を歩くなど、一人ひとりが環境に配慮した行動をしないと、近い将来に登れなくなってしまいます。
かつて、龍泉ヶ原へ至る登山道が踏み荒らされ、通行禁止になったように。

10月13日 更新
標高1,400mから1,300m付近まで見頃を迎えています。
栗駒山の最奥部で、表掛(御沢)・大地森分岐と虚空蔵十字路の間にある御室(おむろ)は、高山植物の宝庫ですが紅葉も見事。
湯浜登山道上部の虚空蔵十字路手前にある木道付近も色づいています。
平日も混雑する栗駒山ですが、大地森登山道・湯浜登山道は入山者が少なく、歩きやすい広大な山毛欅(ぶな)の森の静かな山歩きを楽しめます。
主要な3つの登山道、中央、東栗駒、須川(産沼)のような大混雑や登山道の荒廃とは無縁で、この日は誰ひとり会わず、絶景を独り占めしました。

10月8日 更新
好天に恵まれた三連休中日の10月8日、山頂から標高1,400m付近まで紅葉の見頃を迎え、最多の登山者で賑わいました。
記録的な暑さを更新した今年は、2022年と同様に樹木の葉の色や形が悪く、紅葉が色づく前に枯れ落ちる傾向にあり、とても見栄えが悪い状況です。
猛暑による高温障害が原因で、葉焼けや葉が曲がる現象が発生し、特に山肌をあざやかに赤く染める七竈(ナナカマド)や灯台躑躅(ドウダンツツジ)で顕著で、赤の色が目立ちません。そうした葉が落葉してしまっているので、これからの色づきも期待できなそうです。
「神の絨毯」なんて、誰が名づけたか言い得て妙だと思いますが、今年の紅葉の色づきは50年前の写真みたいに色褪せたようで、さしずめ「神の雑巾」のようです。
12日から急激に冷え込む予報なので、登山口は週末にも見頃を迎えそうです。

9月27日 更新
わずか10日前まで緑一色だった山肌が、黄色や赤に少しずつ染まり始めています。
紅葉の色づき具合は、とても遅かった2022年よりさらに1週間以上も遅れ気味。
色づきが進むような気温の低下は、週明けからの予報ですので、山頂付近の見頃は10月の3連休直前あたりからと予想しています。
さて、2022年の色づきは良くありませんでしたが、昨年同様に夏の猛暑による葉焼けと落葉が多く目につきます。
樹木や場所によっても色付きの斑が多く見受けられ、今年も色褪せた紅葉となりそうです。

9月18日 更新
今年は9月中旬になっても猛暑が続いているので、紅葉の色づきは遅めと予想しています。
9月18日現在、木々の葉はほんのり黄色みがかり、山頂直下の草黄葉が少しだけ色づいています。
山は今週末から冷え込み始める予報ですので、いよいよ本格的に色づき始めるでしょう。
山頂付近の見頃は、ここ数年と同様に10月に入ってからでしょうか!?


さて、彩り豊かな紅葉の色づきは気象条件に左右されます。
年によって美しさや見頃となる時季はさまざま。
直近10年間の紅葉の見頃と色づき具合をまとめました。

左の写真のような状態を山頂付近の見頃、右の写真のような状態を主要な登山口(いわかがみ平・須川高原温泉)付近の見頃とします。
栗駒山の麓に住み、間近で見続け、life’s workとして四半世紀以上も撮影し続けている管理者の主観です。

山頂付近登山口付近色づき
2023年10月7日10月17日××
2022年10月2日10月10日××
2021年9月30日10月8日
2020年10月3日10月13日×
2019年9月30日10月10日
2018年9月28日10月8日
2017年9月24日10月6日
2016年10月1日10月15日
2015年9月25日10月4日
2014年9月23日10月5日
2013年9月27日

さて、年を追うごとに鮮やかな紅葉を見られる機会が少なくなっているように感じています。
明確な原因は分かりませんが、梅雨と秋雨の長雨や台風、猛暑の影響によるものか、美しく色づかなかかったり、木々の葉が色づかないまま落葉することがあります。
2020年は色褪せたような全体的にくすんだ色合いで、全く色あざやかでない印象を受けました。
昨年2022年はとても残念な年で、木々の葉が多く傷み落葉し、撮影する気にもならない状態でした。
美しい紅葉の条件が揃うのは、滅多にないことです。

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